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漢委奴国王印(金印)

金印

中国王朝は、周辺諸国に印綬を授けて臣下と認めていました。
その印綬の一つである金印が、福岡県で見つかっています。

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基本データ

漢委奴国王印(金印)
漢委奴国王印(金印)
出土場所福岡県福岡市東区志賀島
材質金95.1%、銀4.5%、銅0.5%、その他(水銀等の不純物)
文字漢委奴國王
制作時期不明
制作者不明


材質は福岡市立歴史資料館が1990年3月31日に発行した『研究報告14』の中の論文「金印その他の蛍光X線分析」によります。
国立国会図書館にて閲覧可能とのことですが、当サイト管理人は未確認です。
該当論文@国立国会図書館

一辺平均2.347cm
印台の高さ平均0.887cm(鈕「つまみ」を除く)
総高2.236cm
重さ108.729g
体積6.0625cm³
金印の寸法

発見場所と経緯

金印は、福岡県の陸繋島である志賀島(しかのしま)で江戸時代に発見されたとされています
発見経緯の詳細は不明であり、断定出来ているわけではありません。

金印発見場所の志賀島

志賀島はもともとは島でしたが、九州本土との間に徐々に砂が溜まって陸続きとなった、陸繋島と呼ばれる土地です。
昭和5年の志賀島橋竣工当時は完全な陸続きになっておらず、潮が満ちると西戸崎と志賀島の間は海に沈んでいたという記録が残っています。
橋ができて橋脚に砂が溜まりはじめたことで、現在は完全な陸続きとなっています。

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